中村浩子
(2)最新刊
イタリア薬膳ごはん 体の不調とおさらばできる
(2020/12/09)※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★長寿国イタリアの家庭料理+薬膳食材の効能で、おいしく食べて健康に体を整えるレシピ読本 イタリアでの薬膳的考え方とは? 古代ギリシャのヒポクラテスと、アラブの医師の「薬食同源」という考え方をイタリア料理はうけついでいる。これは薬膳と同じである。 薬膳は陰陽の考え方に基づき、自然界と調和して体調を整える。 季節に合わせた食事を大切にし、楽しむ点が、イタリア料理と共通する。 薬膳の食薬でイタリア料理に使われているものがたくさんある。 あさり、イチジク、栗、小麦、蜂蜜、ほたて、松の実、クローブ、フェンネルなど(日本でもなじみのある食材)。 イタリア料理とも共通する薬膳の食材には、「温」「熱」「平」「涼」「寒」の性質があり、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味、淡味の六つの味とともに、自然の変化に合わせて人の体を整えてくれる。 地方料理の集まりであるイタリア料理は、土地の気候や風土と密接につながっている。温暖な南イタリアでは、体を冷やすオリーブやトマトを料理に使う。小麦のパスタは「冷」性で、体を冷やす性質をもつので秋冬にパスタばかり食べるのは要注意! 薬膳の理論にかなっている。 薬膳で食薬とされるオリーブ、穀物、野菜、肉と魚、柑橘類、チーズ、ハーブを食べる南イタリア料理は、11世紀には「サレルノ養生訓」としてまとめられ、健康によい食生活として勧められていた。 → 20世紀になって、南イタリア料理が心疾患を予防するという論文が発表され、南イタリア料理が薬膳と同じく疾病予防効果をもつことが実証された。 イタリア料理と薬膳の共通点を探りながら、日本の春、梅雨、夏、秋、冬の五季に合わせて体調を整える「養生イタリア料理」と、不調な症状や体質を改善するための「体調改善イタリア料理」を紹介する。 また、現地取材による医食・おばあちゃんの知恵袋も写真を交えながらコラムで紹介する。 「病気を治すタイミングは未病のときである」。 おいしく簡単で彩り豊かなイタリアの料理によって、働く女性たちに体質の弱点を改善し、病気を予防しようと願う健康読本。 昨今の自然派ワイン、薬膳教室やオーガニック料理教室、イタリア薬膳料理店の人気上昇から、食材の力と効能によって健康になりたい人のための本である。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。